電車で学ぶ社会

公共交通機関はいろんな人が乗り合わせるから、ある意味子供にとっては社会勉強の場所となる。

最近はコロナもあるので、あまり乗らないようにしているが、今日は試しに短い距離だけ乗ってみた。

ホームで三人がけの椅子に二人で座っていると、もう一つの席へおじさんが座った。

普通よりも汚い様子で、気分が良いものではないので、迷わず場所を移った。

一番先頭の車両に乗り込むと、大人が前を向いて、ガラスに張り付いている。

息子の声に反応しつつ、奇声を上げ始めた。

息子は、不審に思ったのか、そちらの方を気にしつつも、おとうちゃんを見るでもなく、なんでそんなことをしているのか質問するでもなく。

そういう人もいる、という風に理解したのだろうか。

あまり大きな声を出してはいけないよ、と少し前に言っていたことをきちんと守りながら、無難に電車を利用できた。

だいぶ頭の中身も成長してきたようだ。