急に密

週にいちど、家事代行サービスをお願いしている。

これによって、子ども二人いる中でのリモートワークがうまく回り出している。

ピンポンがなって、妻が出ると、どうも声の数が多い。

家事代行の方がもう一人連れている。下の部屋のおばあちゃんが閉め出しをくらい、エントランスで途方に暮れていたらしい。

途方に暮れつつも、目ざとくうちの部屋番号を押す人を見つけ、声をかけた様子。

家事代行の方も不審に思いつつも、うちの息子の名前を聞いて、不審者ではなさそうだと思い、おばあちゃんを置いていくわけにもいかず、連れてきたとのこと。(エントランスは、屋内でもとても寒い)

おばあちゃんは犬の散歩に出たが、鍵を忘れたようで、うちのリビングに家事代行の方、おばあちゃん、おばあちゃんの犬、妻、娘が集うことになった。

急に密。

幸い、おばあちゃんの息子さんが仕事を抜け出して帰ってきてくれたので、2hほどの滞在時間で無事に帰宅された。

最初、おばあちゃんはリビングのど真ん中で正座して、犬を抱えて動かないよう気遣ってくれていたらしい。

温かいお茶を出すに合わせて、手洗いを勧めても、お茶を遠慮します、と言って手を洗いに行かなかったり・・。

すったもんだあって、手を洗ってもらい、ちゃんと椅子に座ってもらったりしたようだが、寒空の下、放置されることがなくてよかった、よかった。

それにしてもコロナ前は全く気にならなかった、ちょっとしたことでも、いろいろと気になってしまう、世知辛い世の中になってしまった。